1 子ども会とは?
子ども会は、同じ地域に住んでいる幼児(3歳)から小学生・中学生までを会員とした異年齢の子どもたちが、班やグループを作り、興味や関心、地域の特色をもとに自分たちのちからで、約束やきまりを決めて楽しい活動を、指導者やリーダー、育成者の助けを受けながら、計画的に活動していく子どもの集団です。
子ども会広報チラシ「子ども会に入ろう!」 ~〝遊び〟は心の栄養素~
チラシ (PDF 655.8KB)
2 単位子ども会
単位子ども会は、子ども会活動を進める上で、必要な目的、事業、役割、財政などすべての機能を持った独立した組織です。
単位子ども会は、一人ひとりの子どもが仲間と力を合わせて活動するもっとも身近な集団であり、その活動を通じて得られる成功体験や、失敗体験が、子ども達の成長に大きな影響を及ぼす、きわめて重要な組織です。
3 楽しい子ども会活動
子どもにとって、おもしろい子ども会、心ひかれる子ども会は、活動内容が子どもの興味や関心をひく内容であり、その内容がよく理解されているかがポイントです。
計画・立案・準備の段階から、子どもたちを中心に活動し、会員が一体感を持って運営にあたるようにすることが大切です。
4 育成会
育成会は、地域の育成者が力を合わせて子ども会活動を援助するための組織です。したがって、子ども達が自主的に運営する子ども会活動を側面から援助するものですあって、育成会があっての子ども会ではありません。
地域の育成者は、育成会に加入することによって会員となり、その目的にそって組織的継続的な一貫性のある活動を行います。
育成会は組織ですから、会則(規約)をもち、目的・事業・入会手続き・役員・会費などが明らかにされていなければなりません。
5 育成者
育成者は、子どもを持つ親はもちろんのこと、地域に住むすべての大人の人々をいいます。
子ども達の人間形成は、総合性を持って行われるものであり、家庭・学校・社会の三者がそれぞれの教育機能を十分に発揮し、同時に緊密に連携しなければなりません。
地域の教育力を高めるためには、地域の大人一人ひとりが育成者であることを自覚し、子ども会育成のために精神的、物質的援助を協力して行うことが大切です。
6 育成会の役割
育成会の役割には、子ども会活動の円滑な運営を図るための側面的援助と、子どもたちのより良い理解者としての資質をみがくための育成会員そのものの活動があります。
(1) 活動の場の確保や整備
(2) 道具、教具などの整備
(3) ジュニアリーダーをはじめ各種指導者の発掘、養成、定着
(4) 物質両面にわたる側面的援助と諸条件の整備
(5) 関係団体との友好関係
(6) 学校や関係団体との連携
(7) 広報活動
(8) 育成会員相互の協力と連携
(9) 育成会員の研修
7 指導者の役割
指導者には、ジュニアリーダー、集団指導者、特技指導者、総括的指導者があり、会員の意思を団体の意思にまとめ、会員ならびに会の成長発展を助ける役割を担う人たちです。
指導者として、すべての役割をひとりで果すのではなく、機能・領域を分けて分担し、協力することが望まれます。
(新任指導者講習会資料より抜粋)